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2016年4月30日(土)~5月5日
熊野古道
  那智駅から熊野本宮大社まで歩きます

L椛澤
参加者6名

コースタイム
4月30日(土)
3:50前橋~11:40「お魚いちばおとと」(昼食)~12:50鬼ヶ城~14:20神倉神社~15:00熊野速玉大社~16:15「白鯨


熊野古道とは・・・・・・・・・・・・・・・・・・

907年 宇多法皇の熊野行幸が最初と言われています。
熊野三山への参詣が頻繁に行われるようになったきっかけは、1090年の白川上皇の熊野行幸からと言われています
京都の貴族の間に熊野詣が行われるようになり
江戸時代に入ると、伊勢詣と並び、熊野詣は、広く庶民が行うようになりました
1906年(明治39年)に布告された「神社合祀令」により熊野古道周辺の神社の数は激変。
熊野詣の風習もほとんどなくなってしまったそうです。

現在 熊野古道は 世界遺産「紀伊山地の霊場と参詣道」に登録され
トレッキング・ウォーク愛好者はもちろん、「パワースポット」としても注目されています

前橋ハイキングクラブの仲間6人で 熊野速玉大社へお参りし、
大辺路と中辺路の分岐から 熊野那智大社・熊野本宮大社をめざし 3日間かけて歩きます


3:50前橋を出発
11:40
「お魚いちばおとと」で 美味しい地元の魚のお刺身定食をいただきました
12:50鬼ヶ城

思ったより早く着きそうなので 予定外の鬼ヶ城見学です

2004年77日「紀伊山地の霊場と参詣道」の一部としてユネスコの世界遺産に登録された鬼ヶ城 
伊勢志摩から始まるリアス式海岸の南端に位置し熊野灘の荒波に削られた大小の海蝕洞が
1.2km続く凝灰岩の大岸壁です。

海岸線の遊歩道を歩いて鬼ヶ城西口までの道のりは片道約40分。
熊野の自然が造り上げた彫刻美は素晴らしいです

寄り道してよかった(*^_^*)

14:20神倉神社

神倉神社は、熊野大神が熊野三山として祀られる以前に一番最初に降臨された聖地だそうです。

天ノ磐盾という峻崖の上にあり、熊野古道中の古道といわれる五百数十段の仰ぎ見ます

   
    自然石の石段を登りつめた所に御神体のゴトビキ岩があります。

「重いぞ! よいしょ!」
   
    15:00熊野速玉大社

熊野速玉大社は、まだ社殿がない原始信仰、自然信仰時代の神倉山から、
初めて真新しい社殿を麓に建てて神々を祀ったことから、
神倉神社に対して「新宮社」と呼ばれていたそうです。

   
    色鮮やかな大社です
   
    16:15「白鯨

無事 本日の宿 白鯨へ着きました
   
    部屋から海が 見下ろせます

素晴らしい展望です

群馬県人には 海の景色が ごちそうです
   
    明日からの 熊野古道歩きに 乾杯!

リーダー 長旅の運転 ありがとうございました (*^_^*)

宿泊費 9130円

5月1日(日) 那智駅~熊野那智大社 歩行距離7.4K 標準所要時間4時間
4:28白鯨~5:00橋杭岩5:20~5:47潮岬~6:50大島・トルコ記念館・7:09灯台~8:30(朝食)白鯨9:00~~10:50浜王子
11:50道の駅なち(昼食)・観光ガイドと合流~11:58振分石~13:30補陀洛山寺~14:00大門坂駐車場~大門坂~14:50「美滝山荘
~15:15那智の滝~15:45青岸渡寺那智大社~「美滝山荘

    4:28「白鯨」を出発
橋杭岩へ着きました

カメラマンが大勢 朝日に映える橋杭岩を写真を撮ろうと待ち構えています

串本から大島に向かい、約850mの列を成して大小40余りの岩柱が そそり立っています。
5:00橋杭岩

海の浸食により岩の硬い部分だけが残り
、あたかも橋の杭だけが立っているように見えるこの奇岩には、
その昔、弘法大師と天の邪鬼が賭をして、一夜にして立てたという伝説も伝わっています。

朝日に映える 橋杭岩が映せました

5:47潮岬

本州最南の岬 潮岬です
明治6年の初点灯以来、100余年もの間、海上交通の要所として沖行く船を照らし続ける
白亜の灯台です

68段のらせん階段を上り台上に出れば、眼下には太平洋の大海原が広がります。
また灯台下には資料館も併設されています。

串本節

和歌山県

■歌詞

ここは串本 向かいは大島
中をとりもつ 巡航船
アラ ヨイショ ヨーイショ ヨイショ
ヨーイショ ヨイショ 

潮岬に燈台あれど
恋の闇路を照らしゃせぬ
*くりかえし

一つ二つと橋杭立てて
心とどけよ 串本に
*くりかえし

障子あければ 大島ひと目
なぜに佐吉は 山のかげ
*くりかえし

恋の串本ただひと刺しに
とげてみせたい この思い
*くりかえし

江利チエミの歌を 子供のころ聞いた 覚えがあります
時間があるので 大島へ向かいます

6:50トルコ記念館

エルトゥールル号の遭難の悲劇を機に犠牲者の慰霊を通じて串本町とトルコ国との交流が始まり、
昭和39年11月ヤカケント町と姉妹縁組みを結び、平成6年にはメルシン市との姉妹都市提携の正式調印を交わしました。
トルコ記念館は、トルコ国との友好の証として、今後一層、日ト親善の契りを深めると共に、
国際的な友愛の精神を広く伝えることを目的として、建設されたものです。
館内には遭難したエルトゥールル号の模型や遺品、写真などが展示されており、
遭難事故当時の様子を知ることができます。
慰霊塔
宿へ戻り 8:30からのゆっくり時間の朝食をいただきました

「お腹がすいた~ ご飯が大盛り!!」

朝食をいただいてから ホテルを出発です

10:50浜王子
11:50道の駅なち(昼食)・観光ガイドと合流します
生熊哲也さんに本日の熊野那智大社までガイドをお願いしました

浜の宮大神社から 3日間の熊野古道歩きへ出発です
11:58振分石

この振分石は、那智山への県道沿い、渚の森公園の海側にあります。
紀伊半島の西側を海沿いに進む大辺路、
紀伊半島の東側を海沿いに南下する伊勢路、
そして田辺から本宮大社、那智山、那智を結ぶ中辺路の分岐点を示す道標です。

江戸時代に、庶民が主に伊勢神宮への参拝をすませ、速玉大社に詣でた後
那智大社・熊野大社をめざす道標になりました。
13:30補陀洛山寺


9世紀半ば過ぎから18世紀初頭まで、小さい船に閉じ篭もり30日分の油と食糧をたずさえて、
南方海上にあると想像された補陀洛世界の観音浄土を目指すという補陀洛渡海(ふだらくとかい)の出発点。
この小さな船で 出かけたそうです
那智大社への路は 舗装道路から 杉林、竹林の間を歩きます
14:00大門坂駐車場

一般の人は ここへ車を置き 大門坂を歩いて行くようです
さすが ゴールデンウィーク 賑やかです
大門坂

古の関所跡や霊場への入り口といわれた「振ヶ瀬橋(ふりがせばし)」、
登り口にそびえる樹齢約800年の「夫婦杉」などが、参詣者を出迎えます。

古来より、多くの参詣者たちを受け入れてきた熊野古道。
大門坂は、その面影をもっとも色濃く今に残している場所です。


聖地「那智山」へと全長約600メートル、高低差約100メートルの石畳が続きます。

美女発見!

15:15那智の滝

那智の滝は、その大きさと美しさから「日本の滝100選」に選ばれている滝であり、
その轟音から「日本の音風景100選」にも選定されています。

また、この滝をご神体とする熊野那智大社の起源は、
最初の天皇とされる神武天皇が熊野灘から那智の海岸に上陸した時に、
那智の山に光り輝くのを見てこの滝をさぐりあて、神として祀ったのだそうです。
はるか昔から、信仰の対象だったようです
那智青岸渡寺・三重塔の背景に見える写真のビューポイントは、絶好の撮影スポットとして知られています。
15:45青岸渡寺

那智山青岸渡寺は、西国三十三ヶ所第一番札所
多くの信者や参詣者が全国から訪れています
那智大社

熊野那智大社は、那智山青岸渡寺とともに熊野信仰の中心地として栄華を極め、
古来より多くの人々の信仰を集めました。

今なお多くの参詣者が訪れ、熊野速玉大社・熊野本宮大社とともに熊野三山の一つです。



熊野那智大社 
467段におよぶ石段の上に建つ6棟からなる社殿は、標高約500mに位置し、
夫須美神(ふすみのかみ)を御主神としてそれぞれに神様をお祀りしています。

きらびやかです

八咫烏(やたからす)の烏石や、樹齢約850年の大楠が茂っています。

八咫烏は、日本神話の中で、神武天皇を熊野から大和の橿原まで案内したとされており、
導きの神として信仰されています

八咫烏が三本足であることが何を意味するかについては諸説あります。
熊野本宮大社では、八咫烏の三本の足はそれぞれ天(天神地祇)・地(自然環境)・人を表し、
神と自然と人が、同じ太陽から生まれた兄弟であることを示すとしているそうです
    美滝山荘
本日も豪華な料理です

宿泊費 12225円
弁当つきです

5月2日(月)大雲取越 熊野那智大社~小口 歩行距離14.5k 標準所要時間7時間
5:40那智の滝~7:00(朝食)美滝山荘7:30~7:34山門階段~登立茶屋跡~10:09舟見茶屋跡~舟見峠~10:48色川辻~
12:00地蔵茶屋跡(昼食)~12:50石倉峠~14:26胴切坂~15:14楠の久保旅籠跡~15:50円座石~16:24大雲取越小口登山口~
16:34「小口自然の家

5:40那智の滝~7:00(朝食)美滝山荘7:30~7:34山門階段

朝 早起きして 那智の滝へ散歩してきました

山門横から 今回最難関の 大雲取越へ出かけます
8時間の予定です
1番の標識

500mごとに 標識が立っています
10:09舟見茶屋跡~舟見峠~

海が見下ろせます
10:48色川辻~
12:00地蔵茶屋跡(昼食)~
宿屋にお弁当を頼んだところ おにぎり3個入り

完食しました
途中ですれ違った 女性2人に声かけます

「こんにちわ」
「どちらから」
「群馬からです」
「群馬の前橋に 母の実家があり子供のころよく出かけました 
前橋の上泉町です 赤坂の木村さん? 犬を育てています」

「え~ 私の家のすぐ近くよ~」
土屋文明の歌碑
12:50石倉峠~14:26胴切坂~15:14楠の久保旅籠跡~15:50円座石

やっと円座石(わろうだいし)へ着きました


16:24大雲取越小口登山口
16:34「小口自然の家

8530円

5月3日(火) 小雲取越 小口~請川 歩行距離13.0k 標準所要時間5時間35分
6:35小口自然の家~小雲取越・7:00小和瀬渡し場跡~8:30桜茶屋跡~8:47桜峠~9:30石堂茶屋跡~10:20百閒ぐら~万才峠の分岐
~10:57松畑茶屋跡~12:00下地橋バス停(昼食)13:13~13:35湯の峰温泉~「温泉民宿あづまや荘

6:35小口自然の家
小雲取越・7:00小和瀬渡し場跡~8:30桜茶屋跡~8:47桜峠~9:30石堂茶屋跡
10:20百閒ぐら~万才峠の分岐
~10:57松畑茶屋跡
12:00下地橋バス停(昼食)

13:13のバスに乗り湯の峰温泉へ向かいます
13:35湯の峰温泉~「温泉民宿あづまや荘

世界遺産の「つぼ湯」
本館の 旅館あづまやのお風呂をもらいに出かけます
旅館あづまやのお風呂です

5月4日(水) 大日越  湯の峰温泉~熊野本宮大社 歩行距離3.4K 標準所要時間2時間
7:40あづまや荘~大日越・7:50湯峯王子~8:30鼻欠地蔵~8:55月見ケ丘神社~9:25大日越登り口~9:40大斎原(熊野本宮大社旧社地)~
10:00熊野本宮大社玉置神社~「奥熊野古道本宮・道の駅」(昼食)~近露王子公園~牛馬童子(ぎゅうばどうじ)~16:00近露(ちかつゆ)王子
近露王子公園~龍神温泉「ささゆり」

7:40あづまや荘~大日越・7:50湯峯王子
8:30鼻欠地蔵

通り過ぎるところでした
8:55月見ケ丘神社~9:25大日越登り口
9:40大斎原(熊野本宮大社旧社地)

大きな鳥居です
10:00熊野本宮大社

那智の駅から 熊野本宮大社まで 4日間 38K 歩きとおしました
私たちが大日越をしている間に
2日に車を置いてきた道の駅「那智」まで リーダーが一人でバスに乗って 車を取りに行ってくれました

全員で 本宮へお参りします
玉置神社
リーダーは大峯奥駈道に関心があり 玉置神社まで下見です

大峯奥駈道は、「修験道(しゅげんどう)の開祖」役の行者(えんのぎょうじゃ)
(役小角えんのおづの)によってひらかれた1300年の伝統をもつ山岳信仰の聖なる道です。

吉野と熊野の聖地を結ぶ約170kmに及ぶ標高1200m~1900mの急峻な山岳が連なる
大峯山脈の尾根を沿うようにして続く極めて過酷な精神修行の場です。


奥熊野古道本宮・道の駅」(昼食)~
近露王子公園へ車を置きました

牛馬童子(ぎゅうばどうじ)
まで歩いて行きます
珍しい形です

牛と馬の上に 童子が乗っているなんて不思議な形ですね
地元のおじさんが教えてくれました
本物は町で 保管していて これは レプリカだそうです
けとばされて壊れたら大変ですものね


16:00近露(ちかつゆ)王子
龍神温泉「ささゆり」

島根県の湯の川温泉、群馬県の川中温泉とならび、日本三美人の湯として有名です。

民宿ですが お風呂は つる~となめらかです

5月5日(木)
7:40龍神温泉~高野・龍神スカイライン~龍神ごまさんスカイタワー~9:30高野山~名阪国道25号~亀山IC~22:30前橋

7:40龍神温泉~高野・龍神スカイライン~龍神ごまさんスカイタワー
9:30高野山

金剛峰寺
根本大塔
金堂

名阪国道25号を走り

亀山IC~

22:30前橋へ無事帰ってきました

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